無駄をチェックしてみよう

老後には2つの無駄があります。「自動車」と「生命保険」です。
たしかに地方で暮らす場合、自動車は必需品です。生活の中で欠かせないものかもしれません。でも維持費を考えたら、タクシーを利用するほうがはるかに経済的な場合もあります。ウォーキングという健康管理もできます。雨の日に外出をしなければ、無駄な出費もなくなります。
レンタカーなども一見、割高に感じるかもしれませんが、頻度を考えれば決して高いとはいえないかもしれません。
高齢ドライバーの事故も数多く報告されています。
自動車は本当に必要か――そんな問いかけをしてみてください。
もうひとつが生命保険です。生命保険の目的とは、一家の経済的な大黒柱である稼ぎ手が亡くなったときのために入ったはずです。ですから、子供たちが成長し、自立したときには、その役目は本来終わっていいのではないでしょうか。子供の教育費や養育費は必要なくなったら、見直すべきものだと思います。
修活で考慮すべきことは、自分が亡くなった後の生活ではなく、あなた自身にかかる治療費や入院費のほうだということです。つまり死亡保障より、医療保障です。ライフスタイルが変化したのなら、それに合わせて保険も見直しましょう。高額な死亡保障が付帯している保険が必要かどうかを考えましょう。
極端にいえば、死亡保険は葬儀費用程度にし、医療保険を充実させるほうが合理的だと思います。