家の問題

リフォームには公的援助も
リフォームといっても大改造ではありません。たとえば「自宅で介護をしたいけど、段差が多くて転倒が心配……」「自宅をバリアフリーにしたい……」など、自宅の小さな改修を考えるとき、公的な援助を受けることができます。
高齢者住宅改修費用助成制度といいます。住宅改修費を20万円まで支給してくれるサービスです。ただし、購入費用の1割(一定以上所得者は2割または3割)を、対象者が負担する必要があります。原則1人1回しか利用できません。
修活のお金の問題は、いろいろな制度があります。市区町村の窓口に相談にいくといろいろとアドバイスをもらえます。
民間に相談に行くより、まず公的な機関から情報を集めることから始めましょう。

リバースモーゲージ
「リバースモーゲージ」というのをご存知ですか。これは自分がもっている不動産を担保に毎月の融資を受け、死後にその不動産を売却して返済するローンのことです。
このローンのメリットは、融資をあたかも年金をもらえるかのように、受け取ることができる点にあります。自治体からの貸付の場合は、月平均で5万円から15万円程度で融資を受けられます。
仮に融資残高が、融資を受けた人間が生きているうちに満額になっても、家を手放す必要はありません。その人間が亡くなるまで住み続けることができます。ただ、返済に関してのリスクは残ります。不足分の返済義務があります。
家というのはたしかに財産ですが、子供たちにとっては負担になるケースもあります。相続しても固定資産税がかかる上に、売るに売れない。維持費だけがかかり、家屋の老朽化も進むというのもよく聞かれる話です。