海洋葬

新しい埋葬の形式として増えているのが、散骨です。自然葬とも言われています。その一番人気が海洋葬です。海洋葬は大きく分けて3種類があります。
①個人散骨
家族や親族だけで行うもので、チャーター散骨ともいいます。
②合同散骨
予算を押さえ、乗り合わせで行います。
③代行散骨
事情により立ち会えない場合、遺族に変わって行います。

海洋葬の内容はさまざまです。一般的な海洋葬の例を紹介しましょう。
まず参加者の家族の方々により、葬祭会館で焼香を行い、その後、船で12カイリの外に出ます。参列者の方々が、遺灰を海にまきます。そして海に花びらや花のリースを浮かべます。その後、参加者全員で花の葬列を見送りながら清酒やワインを流し、1分間の黙祷を行って式は終了です。花びらや花のリースは環境に配慮して、無害なものを使います。下船時に、遺灰を流した地点と日時を記した「散骨証明書」が手渡されます。
最近ではペットの散骨も行われる機会が増えてきています。

メリット
◦海という自然に還りたいという故人の意思を実現できる
◦墓石建立と比べて、費用負担が少ない

デメリット
◦天候に左右される
◦法要など追悼式をやりづらい
◦散骨できる海が限定されている