月面葬

月は、世界中の民族の神話および宗教において、人間が死後おもむく世界とされました。
月にお墓がつくられれば、地球上での墓地不足も解消でき、世界中どこの夜空にも月が浮かぶため、それに向かって合掌すれば、あらゆる場所で故人の供養をすることができます。
また、埋葬によって死後の世界に対するネガティブな「地下へのまなざし」を持ってしまった生者にポジティブな「天上へのまなざし」を与えることにもなるでしょう。
具体的に月面葬を提案しているのが、サンレーの「ムーン・ハートピア・プロジェクト」です。霊界のシンボルである月に人類の墓標として「月面聖塔」を建立し、地上から故人の霊魂をレーザーの光に乗せて月に送る「月への送魂」の儀式を行うプロジェクトを推進しています。
将来的には、故人の分骨やデータを積んだロケットを発射して「月面聖塔」に納める予定です。
そしていつの日か、月を見上げて故人を偲ぶだけでなく、実際に月面の墓地にお参りできる日が来るかもしれません。