弔問のマナーの基本

葬儀に参列したときの基本を紹介しましょう。服装や香典、焼香など、故人への思い込めた、大切なお別れの作法です。

弔問の服装
通夜や葬儀に参列する際、一般的には喪服(礼服)を着用することが多いようですが、重要なのは自分としての弔意をどう伝えるか、つまり、参列することです。
このため喪服がない場合は、平服でも構いません。但し、平服の場合は、男性ならダークスーツに黒のネクタイ、女性であれば地味なスーツやワンピースを選びましょう。また、アクセサリーをつけるのは避けましょう。
喪章をつけて参列される方もいらっしゃいますが、喪章は一般的には遺族がつけるものとされています。
通夜や葬儀の前にとりあえず弔する場合は、急ぎ駆けつけたという意味でも、喪服ではなく地味な平服のほうがよいでしょう。弔問のマナーを次項でイラストで紹介しましょう。

弔問の挨拶
弔問に伺った際の遺族に対しての挨拶は、「このたびは……心からお悔やみ申し上げます」「思いがけないお知らせをいただきまして、まだ信じられない気持ちです。どんなにかお力落としでいらっしゃいましょう」などと簡潔にお悔やみを述べます。
そのあと、頭を下げ、声を低くするのが自然です。
心さえこもっていれば「このたびは……」と言葉につまって深く一礼するだけでも十分に気持ちは通じます。
なお、遺族と面識がない場合は、「以前◯◯会社で大変お世話になりました◯◯です」など簡単な自己紹介をしましょう。